我が家では小さな卓袱台を使用していますが、鍋の季節到来。鍋をするには物足りない。狭い部屋ですが、一回り大きな卓袱台をおくことに。
そこで以前入手した卓袱台を手直ししました。
脚部のほぞを締め、天板の割れを契りで留めます。今回は瓢箪の形にしてみました。が瓢箪というよりもバーバパパに…
塗装し直して今回は完成!
少々楽してしまいました。
2012-12-26
卓袱台
2012-12-08
帳場格子
商家などで帳場と客を仕切る結界です。番頭さんが帳面をつけている机の前においてある格子を、時代劇などで見掛けることがあります。
結界は仏教用語ですが衝立、暖簾、茶室のにじり口も結界の意味があるそうです。
日本には様々な形の結界があり、それを不作法に越えることは、侵入です。
そう思うと、居酒屋に入るときに暖簾をくぐるのも気持ちがちょっとだけ変わりますね。
2012-11-15
カレンダー
11月も半ばになると、年内中の納品が続々と。
KANAEXPRESSの2013カレンダーの台を制作しました。
作者が一枚一枚自作の版で押してますので、すべて同じではありません。
台も桜、楢、ウォールナット、マホガニーなど様々です。どの樹種も作品に合っていると思います。
サイズは卓上にぴったりのポストカード半分程。
取扱店舗で是非手にとってみてください。
予定を書き込めたり、べっぴんさんの写真のカレンダーも良いですが、
せっかく素敵な部屋に住んでるなら、カレンダーも素敵なものを!
KANAEXPRESSの2013カレンダーの台を制作しました。
作者が一枚一枚自作の版で押してますので、すべて同じではありません。
台も桜、楢、ウォールナット、マホガニーなど様々です。どの樹種も作品に合っていると思います。
サイズは卓上にぴったりのポストカード半分程。
取扱店舗で是非手にとってみてください。
予定を書き込めたり、べっぴんさんの写真のカレンダーも良いですが、
せっかく素敵な部屋に住んでるなら、カレンダーも素敵なものを!
2012-11-07
通風できる障子
一見普通の障子ですが、下半分が可動して障子を開けずに
小障子をあげることで、採光、通風が調節できます。
子障子の枠と付子の見付を揃えることにより、縦方向に統一感が出る
という効果を狙ったようです。
付子は框まわりについた部材ですが、通常見付は組子より細いものです。
付子は障子に高級感を加えると共に、障子紙の糊代になります。
視覚効果を優先したために、付子の機能が不自然な感じになりました。
障子紙を貼る経師やさんは悩むでしょう。
一方的な見方ですが、長い間作られ続けた形を簡単に
見た目だけ変えようとするのは非常に難しいという一例だと思います。
制作側としても、もっと良いやり方が提案できなかったかと反省の仕事でした。
2012-10-09
手創り市
kanaexpressの手伝いで行ってきました。
午前中はあいにくの雨でしたが、午後から晴れ間ものぞき
たくさんの方に来ていただけました。
制作したテーブルも問題なく、使用できました。
持ち運びに長さ800mmの部材が気になりましたので、今後修正していきたいと思います。
このディスプレイ台も制作しました。
次回はnatsumokuでも出展できるようにがんばります。
午前中はあいにくの雨でしたが、午後から晴れ間ものぞき
たくさんの方に来ていただけました。
持ち運びに長さ800mmの部材が気になりましたので、今後修正していきたいと思います。
このディスプレイ台も制作しました。
次回はnatsumokuでも出展できるようにがんばります。
2012-10-06
Stool
テーブルを制作したのに椅子がない。
組み立て式の椅子を急いでつくりました。
残材を利用し、あまり考えず制作の結果、虫を喰う花のごとき姿になってしまいました。
300×300×450
材料 シナ合板9mm
次は時間に余裕をもってつくります。
組み立て式の椅子を急いでつくりました。
残材を利用し、あまり考えず制作の結果、虫を喰う花のごとき姿になってしまいました。
300×300×450
材料 シナ合板9mm
次は時間に余裕をもってつくります。
2012-10-05
出掛けたくなる計画
このパーツを組み立てていきます。
枠を組み
脚を差し込み
ひっくり返して、外側より栓をして、固定。
板を枠の中に並べていくと
完成!
W800、D500、H700
材料 地杉、米杉
出展に使用するので高さ700mmの脚、キャンプの際は短い脚で使用も可。
これで4キロちょっと。3キロまで落としたい。
持ち運びも楽なように、よりコンパクトに。
とりあえず試作です。
10月7日、KANAEXPRESSが手創り市に出展します。その時使用してみます。
2012-08-01
墨壺
道具屋さんの車内にあったのを写真撮らせてもらいました。
これ持って仕事してる大工さん見たらしびれますねー。
道具に恥じない仕事しようとする心意気が伝わります。粋の一言!
私はこれを肴に酒を呑みますが・・・
これ持って仕事してる大工さん見たらしびれますねー。
道具に恥じない仕事しようとする心意気が伝わります。粋の一言!
私はこれを肴に酒を呑みますが・・・
2012-06-20
勇気授福の神
お堂の扉の傷みが激しいとのことで、作り変えをやらせていただきました。
実測したかったのですが、外寸法と写真のみで制作となりました。
下町の七福神巡りに数えられる毘沙門天です。
敷地内で「めいわくかけてありがとう」の地蔵さんも拝めます。
実測したかったのですが、外寸法と写真のみで制作となりました。
下町の七福神巡りに数えられる毘沙門天です。
敷地内で「めいわくかけてありがとう」の地蔵さんも拝めます。
2012-06-01
階段箪笥
土間に放置されていたものを、新築するにあたりリビングに置きたいとの事で修理です。
材料は段板、框、建具、抽斗前板は欅、他は杉です。
蹴上げ寸法が高く、とても急な階段です。
一番下の抽斗と背板が、腐ったり、壊れたりしています。
部材はそのまま運び込んでもらい、かつての姿を検証します。
一番下の抽斗を入れてみると入りません。取っ手もなく、前板も割れていました。
湿気を吸ってきつくなり、無理やり引き出そうとして壊れたのでしょう。
よほど大事なものが入っていたのでしょうか。内部の仕切りを外したようです。
使える部材は元の場所に使用し、腐れは外し新しく取り付けます。
緩くなったところは新たに締めなおし、釘を打ちました。
外した箇所から出てきた釘です。現在のものとは違いますね。
周りの人に聞くと、鍛冶屋の打った釘かもしれないが、戦後に使われた代替釘かも
しれないとのこと。鍛冶屋の釘にしては腰がないというのが理由です。
いずれにしても、素晴らしい仕事してます。機械で加工した後が残っていません。すべて鉋で仕上げているようです。もしくは本当に手加工だけなのかも?
材料は段板、框、建具、抽斗前板は欅、他は杉です。
蹴上げ寸法が高く、とても急な階段です。
一番下の抽斗と背板が、腐ったり、壊れたりしています。
部材はそのまま運び込んでもらい、かつての姿を検証します。
一番下の抽斗を入れてみると入りません。取っ手もなく、前板も割れていました。
湿気を吸ってきつくなり、無理やり引き出そうとして壊れたのでしょう。
よほど大事なものが入っていたのでしょうか。内部の仕切りを外したようです。
使える部材は元の場所に使用し、腐れは外し新しく取り付けます。
緩くなったところは新たに締めなおし、釘を打ちました。
外した箇所から出てきた釘です。現在のものとは違いますね。
周りの人に聞くと、鍛冶屋の打った釘かもしれないが、戦後に使われた代替釘かも
しれないとのこと。鍛冶屋の釘にしては腰がないというのが理由です。
いずれにしても、素晴らしい仕事してます。機械で加工した後が残っていません。すべて鉋で仕上げているようです。もしくは本当に手加工だけなのかも?
2012-05-21
天文ショー
手のひらを太陽に透かしてみれば、真っ赤に輝くものが見えたのはとっくの昔
私の手は仕事で分厚くなり太陽光線も遮ります。
今日は日本中でくしゃみが連発されたことでしょう。
今日は日本中でくしゃみが連発されたことでしょう。
金環日食
イメージ画像
レンズを買いそびれた私はガラスを黒マジックで塗って見ました。
次までには必ずレンズを購入しよう!
次とは【6月6日】金星の日面通過
金星の日面通過とは、金星が太陽面を黒い円形のシルエットとして通過していくように地球から見える天文現象のこと。金星が地球と太陽のちょうど間に入ることでみられる事象。
太陽面は極めて明るく、金環日食と同様に太陽観測用のフィルターを必ず用いる必要がある。午前7時10分~午後1時50分頃にみることができる。
243年に4回だけ起こる天文現象で、これを見逃すと、次発生するのが2117年。押さえておきたい天体ショーの一つだ。
金星の日面通過とは、金星が太陽面を黒い円形のシルエットとして通過していくように地球から見える天文現象のこと。金星が地球と太陽のちょうど間に入ることでみられる事象。
太陽面は極めて明るく、金環日食と同様に太陽観測用のフィルターを必ず用いる必要がある。午前7時10分~午後1時50分頃にみることができる。
243年に4回だけ起こる天文現象で、これを見逃すと、次発生するのが2117年。押さえておきたい天体ショーの一つだ。
これも是非観たいですね。
2012-05-17
運のつき
付くどころか、しっかりと踏んでしまいました。ホヤホヤのやつ。
犯人は工場を気ままに行き来する三匹のこいつら。
草履に付いたそれはもはやどうにもならずさようならです。
半年に一度取り替えていましたが、あと後一ヶ月を残して交換です。
今回は鼻緒が水色。
さて運も付き(尽き)、気分転換にホームセンターへ。
目的は以前より気になっていたこれ。
芝生への思い入れは以前よりありますが、ハコニワを作ったことにより
本物の芝生以上に人工芝につい注目してしまう今日この頃。
画像でわかるでしょうか、緑の長い芝に加え、短い茶系の芝まで再現。
ゴルフのパターの練習には使えない長さです。芝刈り機で刈りたくなるほどの長さです。
サッカー関連の業者の製作だそうです。あまりのディテイルに心うばわれ1m角を購入。
我が家ではこれをインテリアに使用します。
芝生は好きだけど部屋に敷く?。。。という方にはこちら。

ハコニワ(小)
庭があれば自分の好きなものを植えたり、置いたり、寝転んだり。
遊び場でもありますが、鑑賞する場でもあるのが庭です。
7cm角の芝に寝転ぶことはできませんが、小庭に自分の好きなものを
乗せたり収納したりして、机上に庭をつくれますよ。
2012-05-11
ちぎり
2012-04-24
大阪格子
商店や農家の上り口、又はそれ等の居間からの他の部屋への境などに用いられ
相当量の需要がある。ごく初期には裏障子は無かったと思われるのが
次第に現在の形になったと思われる。
「建具製作教本より」
言い回しがわかりづらいですが、部材を細かく入れることにより
部屋の外からは見えづらく、中からは見やすいという機能と
見た目の美しさを兼ねた建具です。
私のまわりで現在、相当量の需要はないです。
が、今回製作する機会がありました。
大阪格子(表面)
大阪格子(裏面)
裏障子に紙を貼ります。裏障子は取り外しできるので
夏は外し、風を通すこともできます。
今回一緒に製作した建具
板をはさんでいる建具
これは両面とも格子です。
間に紙を挟みます。
縦の子が少なく、更に横の子が多いので
反って裏面の子と目違いが出るおそれが・・・
部材の選択は慎重になりました。
これらの建具はすべて洋間に収まります。
和室がどんどん減る一方の最近の住宅ですが
この国で進化してきたデザインと技能を取り入れ、
現在の住宅にも提案できるよう我々職人は
日々腕を磨き、知識を深めています。
2012-04-13
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